以前は不眠症というと「寝付けない眠れない」というのが代表的だったと思いますが、最近では、「夜中に何度も目が覚める」
「だいぶ早く目が覚めて寝れない」といった不眠も増えています。
入眠障害(寝付けない)
中途覚醒(何度も目が覚める)
早朝覚醒(早くに目が覚める)
入眠障害
入眠障害は寝付けない症状です。
夜に眠ろうと布団に入っても2時間位は寝れない。
それ以上の時間も眠れない場合もあります。
不眠といえば、まずこの入眠障害が思いつきます。
睡眠導入剤で対処して、入眠への不安から薬をやめるのが難しい場合が多いです。
中途覚醒
中途覚醒は入眠は出来ても、夜中に夜中にだいたい2回以上は目が覚めたりします。
目が覚める時間や回数は個人差があって、高齢者に多い傾向があります。
朝、起きる予定の時間より2時間以上早く目が覚めてしまい、まだ眠りたいのに、その後眠れなくなってしまう。比較的高齢者に多い症状です。
睡眠時間のわりには、朝起きた時にぐっすり眠った感じがしない。
睡眠時無呼吸症候群などの原因も考えられます。
原因と改善
不眠の原因は頭(脳)の酸欠があります。
身体の酸素の運搬は赤血球が行なっています。
頭への血流が良くないと、頭が酸欠になり不眠が起こり易くなります。
脳脊髄液という言葉は聞いたことがありますか?
肉体的・精神的な疲労で自律神経を圧迫する原因となるのが脳脊髄液です。
自律神経が不調になると不眠になり易くなります。
脳脊髄液は頭で作られて全身を循環しています。
脳脊髄液の流れが悪くなると、頭に停滞して頭が大きくなります。
頭への血流も悪くなります。
頭が大きくなっていると、脳に圧迫のストレスがかかります。
脳圧が上がって、深く眠れない原因になります。
深く眠れないので、身体の疲労が取れなくなって、さらに眠れない悪循環になります。
頭蓋骨を調整すると、脳脊髄液の循環が良くなります。
頭痛・自律神経失調症・不眠・などの症状に対して有効です。
1回で完治するのはさすがに難しいかも知れませんが、数回の施術で、脳圧を下げて頭を軽くしたり、歪みを改善して、あなたの不眠の原因を取り除いて行くこともできます。
当店のお客様も頭痛や、耳鳴りとともに
「夜寝付きが悪い」「2時間おき位に何度も目がさめる」
「朝まで寝てられない」といったお悩みの相談を受けます。
実は私も25才頃に不眠になってしまい、5年程苦しんだ経験があります。
原因
まずは不眠症になり易い原因からあげていきたいと思います。
まずは何と言っても「精神的ストレス」です。
ストレス
ストレスや緊張の持続って、やはりですが身体に負担がかかってしまいます。
学校や仕事の人間関係によるストレス。
お金に関するストレス。
この様なストレスは不眠の好発要因になります。
あとは「何時間寝なきゃいけない」などとご自身でストレスを知らず知らずにかけているケースもありますね。
これは真面目な性格の人に多いかと思います。
考えている人
あとは常に何かしら考えている人です。
例えば仕事のタスクこなしていても、次のタスクの事などに気が回ってしまう。
家事やスーパーで買い物をしていても、次はあーして、こーして、といった感じで、脳の電気信号が流れ続けている人です。
電気信号
肩こりや腰痛などで、接骨院や整形外科で低周波治療器をあてたことはありますか?
肩の方が分かり易いですが、肩に強い電気を流すと筋肉が強く収縮してしまって、肩が上がってしまいます。
電気が流れすぎ
肩こりがどこに行っても全然改善しない人も、極端な例ですが脳から電気が流れすぎている事が考えられます。
考える事が多く、脳から信号が流れ続けていると、筋肉が硬くなり、特に顎の噛みしめが強くなりがちです。
そうなると、こめかみ付近がパンパンになり易く、首や肩もコリコリになってしまいます。
スマホの見過ぎ、考え事など、脳から電気が流れ続けていると、不眠の大きな原因となります。
不快感・痛み
次に純粋にどこかが不快だったり、痛みがあると眠れないケースもあります。
咳や鼻炎、腰痛や首の痛み、頭痛あたりがこれに該当してきますね。
昼夜逆転生活
深夜のシフトで定期的に働いている方は昼夜逆転生活になるので、概日リズムが乱れて易くなります。
夜に目がぱっちりしてしまって、眠れなくなってしまうことがあります。
私はこの原因で不眠になりました。
仕事で昼夜が逆転してしまって生活リズムを戻すのに大変苦労しました。
本当に辛いですよね。
全く寝てない日の夜は寝れても、次の日の夜は眠れない。
一度寝れなくなってしまうと、不眠の方に引っ張る力は相当強いのでなかなか抜け出せなくなります。
日中はややぼーっとしていて、仕事の能率はかなり悪かったのを覚えています。
整体の考え
ここからは整体的な不眠症の考えをお伝えします。
疲労
まず挙げなくてならない項目は身体の「疲労」というのがあります。
スポーツや仕事など、身体に対して刺激があるのは健康に良い事です。
ですがこの刺激が慢性的に多すぎると身体が疲労します。
むくみ
身体の疲労が取れないと末端などが「むくんで」きたりします。
身体がむくんでリンパ液などの吸収が悪くなって、体液循環が停滞すると、頭で作られて全身を循環している脳脊髄液が頭に停滞して脳圧が上がります。
脳圧
脳圧が上がれば眼圧も血圧も上がります。
頭が大きくなります。
そのまま頭の大きい状態が続くと、頭が硬く硬化します。
こうなると脳圧が上昇して不眠症になり易くなります。
このような下地が出来た状態で、精神的・肉体的ストレス、薬品ストレスなどが絡んでくると不眠症になってしまいます。
こういった事からまずは、頭を良い状態に戻していく事が重要になります。
当院では頭の調整を行なっていますので、お気軽にお問い合わせください。
カフェインや薬
不眠の原因でよく言われるのが、カフェインです。
カフェインを多く含む飲み物は、コーヒーやお茶、コーラやエナジードリンクなどの炭酸飲料が有名です。
このカフェインには眠気を覚ましたり、寝つきが悪くなるような「覚醒作用」や、心拍数すの増加、血圧の上昇、利尿作用があります。
就寝の数時間前からカフェインは取らないという人もいます。
病院でもコーヒーなどは避けて、水や麦茶などを摂取するような提案をされることがあると思います。
こういったこともあり、基本的には不眠症の人はカフェインは取らない方が良いということです。
ですが、そうではない場合もあります。
当店でも不眠にお悩みのクライアントが来ます。
話を伺っていると、不眠に悩んでいて病院で治療を受けていて、カフェインは取らないように言われているので、6ヶ月はコーヒーを飲んでいない。
でもあまり症状は変わらず、睡眠薬がないと眠れない。
この様なお話を耳にします。
よくよく話を聞いてみると、その方は不眠になる前は、スターバックスが好きでよくリラックスをしに店舗に行っていたそうです。
僕がそのクライアントに伝えたのが
「6ヶ月コーヒーを飲まなくても、寝れなかった訳ですし、今日の整体が終わったら、その足でスターバックスに行ってみてください。以外と不眠に良いかもしれませんよ。」
無責任に聞こえるかも知れませんが、ストレスや心配事などが不眠の原因としても大きいので、コーヒーが好きな人にコーヒーを飲まないでくださいっていうのは良くない場合が結構あります。
実際にその方は整体の後にスターバックスに行ったそうなのですが、その日は結構ぐっすり眠れたそうです。
そして何より、コーヒーを飲んでゆっくりしていたら、自分の不眠の原因が何となくわかったそうです。
もちろん整体で体の方も良い状態にすることで、自律神経への余分の圧迫を取ったり、血液やリンパ液などの体液循環を回復することで、さらに深く眠れるようになります。
ここまでお読み頂きまして誠にありがとうございました!